移動中の電車の中で、定年退職されるくらいの年齢の方が、話をしていました。聴き耳をたててみました。
・AさんとBさんの2人の会話
Aさん「もうすぐ退職するけど、65歳からの年金は、毎月22万円だけど、これじゃやっていけないよね。」
Bさん「仕事をすればいいけど、定年してから働きたくはないよね。」
Aさん「若い時から、もう少し貯金しておけば良かったし、個人年金もしておけばよかった。」
Bさん「うちの嫁も年金がもらえるみたいだけど、月1万円くらいしか、もらえんみたいね(もらえないみたいですね)。」
このAさんとBさんの会話は、老後の年金のようですが、
私も普段、相談を受けている金額としては、概ね平均の金額です。
Aさんの場合、64歳から厚生年金を受けており、65歳からは基礎年金(国民年金)を受け取る予定です。
Bさんも同じような感じですが、Bさんの奥様の年金は、厚生年金が月1万円ということですが、推測できるのは奥様が結婚前に厚生年金に数年加入しており、その年金が65歳より前に数年受け取るようです。65歳を過ぎると、この厚生年金と国民年金(基礎年金)が受給できます。
確かに、一般的にはこの金額だと生活するのが大変だと言われます。そのために、退職金や預貯金を取り崩したりすることも多いのが現実です。
ただし、収入が多くない限り、このお二人のような年金額の方が多いと思います。
そのために、準備しておくことがあります。
それは、老後の準備です。以前は、個人年金も運用利率(予定利率)が良かったこともあり、少ない金額で個人年金を加入している方も多くいらっしゃいました。近年では、預金金利や保険の予定利率も下がっており、保険や個人年金での運用も難しくなっています。
そこで、最近では確定拠出年金などを使って、老後資金を準備されている方も多くいらっしゃいます。
将来のために、預貯金で運用してもよいと思いますが、より良い運用が期待できるものを利用しても良いでしょう。
今の生活も大事ですが、少しでも余裕があれば、将来のための貯蓄を準備しておきましょう。
福岡和白FP相談室
ファイナンシャル・プランナー
CFP®︎ 香月 和政