積み立てを勧める理由

2020年09月16日 15:53


相談に来られている方でも、
運用を考えている方はいるのですが、
はじめの1歩を踏み出すことが出来ない方が
多いようです。

「つみたてNISA」や「iDeCo」など
良いといわれるけど、不安があります。

次のような方法は、どうでしょう。

毎月10,000円を投資します。
株式でも投資信託でも構いません。

今回は、わかりやすく「りんご」で
考えましょう。

1ヶ月目 りんごの価額は、100円
10,000円あると 100個買えます。

2ヶ月目 りんごの価額は、  80円
10,000円あると 125個買えます。

3ヶ月目 りんごの価額は、  60円
10,000円あると 166個買えます。

4ヶ月目 りんごの価額は、  50円
10,000円あると 200個買えます。

5ヶ月目 りんごの価額は、  60円
10,000円あると 166個買えます。

6ヶ月目 りんごの値段は、  80円
10,000円あると 125個買えます。

1ヶ月目から始めて6ヶ月目まで
りんごの価額は、
100円から50円まで下がり、
その後80円まであがりました。

普通に考えるとマイナスになりますが、
積み立てで考えるとどうでしょう。


この場合、利益がでます!!


積み立ての月数は、6ヶ月間で
10,000円 × 6月 = 60,000円

りんごの個数は、
100個+125個+166個+200個+166個+125個
=882個

6ヶ月目のりんごの価額は、80円

80円 × 882個 = 70,560円

60,000円を投資して、70,560円となります。
だましているわけではなく、
これが積立投資の魅力です。

毎月続けることで
平均して購入することができます。

値下がりが続けば、もちろん利益は出ませんが
上がり下がりを繰り返すものです。

長い間、値下がりしていても
少し値上りをすることで
利益を出せる体質になります。

下がっている場合、安い価額でたくさん買えていると
喜びましょう。

上がっている場合は、利益確定をしても良いですね。

積立NISAは、年間の積立額40万円を20年まで

iDeCoは、積立額5,000円から利用できます。
(上限は、働き方によって違います)

投資商品を敬遠していた方でも、
ちょっとしたきっかけですが、
後になって、やっておけばよかったとならないように、
早めに準備しておくとよいですね。


福岡和白FP相談室 ファイナンシャル・プランナー
CFP®︎  香月 和政

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