似ているようでも保障内容が違う
保険には加入しているが、内容が違うものがあります。
なかでも、収入保障保険、就業不能保険、
所得補償保険と似ているようで保障の内容が違います。
「収入保障保険」は被保険者が亡くなった場合、
または高度障害になった場合に
年金形式で受け取れる保険です。
「亡くなった場合に遺族が
月々○○万円受け取れます。」という保険。
ご家族に、生活費や教育費を遺したい場合に
利用しやすい保険です。
「就業不能保険」は、病気やケガ等で
働くことができない場合に、免責期間を過ぎると
一定の金額が受取れる保険です。
就業不能保険という名称ですが、
一般に就業している方以外にも、
専業主婦の方も加入出来る保険会社もあります。
免責期間(1年6ヶ月)が長いのですが、
給付金を受取る期間が長くなっているため、
長期の保障に備えることができます。
「所得補償保険」は、
就業不能保険に似ていますが、
病気やケガ等で働くことができない場合に
保険金を受け取ることができます。
免責期間が短いため、保険金を早く受取ることが
できますが、保険期間が比較的
短くなっているものもあるため確認が必要です。
どの保険に加入するか、加入目的を持って
死亡時に備えるか、就業できないときに備えるかを、
検討すると良いでしょう。
(ファイナンシャルプランナー CFP®︎ 香月 和政)