ファイナンシャルプランナーの香月 和政です。
老後のことで不安な方が多く、2,000万円問題などもあり
特に若い方には知って欲しいことが多いので、
このブログに掲載していきたいと思います。
老後のための1回目は、
年金の加入について
国民年金は20歳から60歳まで、強制加入です。
たとえ大学生で収入がなくても、払わなければなりません。
(払えないときは、学生納付特例という制度があります)
20歳より前に就職した場合は、厚生年金にも加入します。
厚生年金に加入した場合は、
同時に国民年金にも加入します
(勤め先で手続きします)。
厚生年金に加入したときは、
厚生年金の中で国民年金の保険料も
入っていますので、
追加で別に自分で払う必要はありません。
言葉だけでは、わかりにくいので
ざっくりな形で、どのくらい年金をもらえるのか
シミュレーションしたいと思います。
大学を卒業し、22歳から60歳まで
厚生年金に加入したAさんの厚生年金+国民年金の受給額
・20歳から22歳までは学生納付特例を利用したが
その間の国民年金は払っていない。
・計算が大変になるのですが、
22歳の初任給が20万円、その後毎年1万円ずつ昇給し
ボーナスは20代は年100万円、30代は年120万円、
40代は年160万円、50代は年240万円と仮定した場合。
65歳からの厚生年金は、約127万円、
国民年金は、約 74万円です。
月額にすると168,000円となります。
この金額が多いのか、少ないかというのは
それぞれだと思いますが、在職中から考えると
かなり生活を変えないといけない金額となります。
実際の計算は、
国民年金は、
厚生年金または国民年金に加入した月数
780,100 * ________________________
480
厚生年金は、
5.481
標準報酬月額 * _____ * 月数 * スライド率(1.0)
(毎月の給与額) 1,000
となります。
標準報酬月額は、毎月の給与の平均額を計算することになりので
面倒なのですが、金額をある程度計算することで
将来の生活の準備もできます。
まずは、老後の年金額を知ることが1番です。
年金額を知るのに必要なものが、「ねんきん定期便」です。
まずは、ねんきん定期便を確認してみましょう。
2019.8.3
福岡和白FP相談室 ファイナンシャルプランナー
CFP®︎ 香月 和政